歯の警報装置

新年明けましておめでとうございます。院長の戸谷です。

皆様、昨年はお世話になりました。本年も宜しくお願いします。画像-0014

皆様に御連絡させていただきましたが、新年は4日(月曜日)から診療はスタートします。

痛みの強い患者さんが元旦に来院され、治療しましたが、「年末年始だから痛みは出ない」という保証はありませんね。皆様良いお正月を迎えられた事を期待します。

ちょうど、「痛み」の話が出たのでその部分を少し。

「臭い」や「音」には「慣れ」が生じますが、「痛み」は危険信号なので「慣れ」は生じません。特に歯の神経の痛みは強烈です。
また「先生、この歯ね、神経取っているのに、どうして痛みが出るの?」とお聞きになる患者さんもおられます。特に銀歯とかは多いですね。

これはあくまで「歯の中の神経」を抜いているので、その銀歯が虫歯になっても「痛み」は生じません。ある意味警報装置を取ってしまっているのと同じと考えましょう。

でも歯の根っこの周囲というか、根の先端と表現していのでしょうか、そこに膿がたまる場合、それは「歯の中」というより、「歯の根っこと、それを包む骨の境目」に病変があり、当然その部分には神経や血管もあります。だから痛みがでるのです。歯を包む組織は神経があるので痛いのです。

「痛くなれば診てもらえばいいや」「問題があれば痛みが出る。だからそこまで自分の治癒能力を信じる!」では駄目なのは、そういった理由によるものです。

神経を抜いた歯で、あまりにも痛みが強く出た時は「すぐ抜歯」というのも珍しくありません。警報装置がないのですから。みなさん、早めですよ。

 そういえば住宅警報装置、義務化されますね。実家ではさっそく私が通販で購入して、取り付けました。台所の親機で煙を感知したら、無線で2階の警報装置(子機)も連動して鳴ります。(反対も可能)
2台で13000円ほどでした。こちらの方もお忘れなく。